２月２４日早朝、ロシア軍によるウクライナ侵略行為が開始されたことは、世界を驚愕させました。絶対にあってはならないことです。

　私たちは、ロシア政府のウクライナ侵略行為に怒りをもって抗議し、ロシア政府が、直ちにウクライナ侵略行為を中止しウクライナから撤退することを求めます。

　現代世界の歴史は、大国が武力で他国を支配することを、恥ずべき不法な行為である、としてきました。国連憲章は、「すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決しなければならない」、「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、慎まなければならない」と定めています。

　今回のロシアの戦争行為は、国連の常任理事国であるロシアによる明白な国連憲章違反行為であり、論ずる余地のない不正な行為です。世界の圧倒的な世論と多数の国々が侵略行為を非難し、これを中止し、ウクライナからの即時撤退を求めています。

​　既に、多くの市民や団体が侵略の中止撤退を求めて発言し、集会やデモなど様々な行動に立ち上がっています。ロシアの国内でも侵略行為に対する市民の抗議行動が起きて、当局の弾圧を受けていることが報じられています。

　この時に当たり、私たちは、アジアで特に中国台湾を巡って軍事的緊張が高まっていることも無視できません。

​　ロシアのウクライナ侵略を許さない。この平和の声を、東アジアにおける米中対決を抑止し、東アジアに日本国憲法９条を生かす平和の共同体をつくる運動につなげていきましょう。